アカルイミライ

シンプルだけど、自分らしいスタイルがあるミニマルな暮らしを目指して…体調管理のため、ランニングもしてます。

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仕事中心から、ワークライフバランスを意識した生活へ

今週のお題「ナイショにしていたこと」

会社の上司には明確には伝えていないが、ここ半年ぐらいで、自分の中での意識の変化があった。それは、これまでの仕事を最優先にしていた生活バランスを、自分の趣味や、家族との時間をある程度は優先するように変化させているということだ。つまり、ワークライフバランスを優先するように意識し始めている。

なぜ、ワークライフバランスを優先し始めたのか?

理由はいくつかあるが、ざっと上げると以下のようなことだと思う。

  1. 同年代の同僚と比較した場合に、会社での評価が上位10%から落ちた。(つまり出世街道からは残念ながら落選した。)
  2. 会社生活が10年を超え、現状の自身のポジションから、将来、どの程度まで登り詰められるかが、おおよそ分かってしまった。
  3. 子供が生まれたのに、平日に妻とも子供とも一切接触の無い、これまでの生活でホントに良いのか?!という疑問が生まれた。

1.については、これまで仕事を最優先にがんばってきただけに、厳しい現実であるが、残念ながら受け入れるしかない。私は、技術者なのだが、技術力という点では、かなり評価してもらっていると思う。しかし、会社での評価が技術中心で行われるのは、あくまで中堅社員までだ。もちろん、社会(世界)を動かすほどの画期的な技術を持っていたり、開発していれば話は別だが、少々、会社にいる周りの人間より技術があるぐらいでは、ある所からは、それほど評価されなくなる。つまり、個人の技術力より、いかに組織を動かせるかが重要になってくるのだ。

このことは、もし技術者として会社に勤めようと考えている人には、是非、知っておいてもらいたい。もう少し説明すると、例えば、技術力が高く、通常の人材より20%仕事ができたとする。するとその人のアウトプットは、1.2だ。しかし、このアウトプットはどれだけ頑張っても、これ以上増えない。一方、人を動かせる人は、メンバーのモチベーションを高め、優れたプロジェクトマネジメントによって、メンバー全員のアウトプットを、数%ずつ向上させることができる。これは、部下が増えることで、かなり増やすことができる。この力を会社は求めているのだ。

私は、性格的にも小さなプロジェクトぐらいなら回すことはできるが、残念ながら、人の上に立つタイプではない。これまで通り、技術を中心として会社生活を送っていこうと考えている。すると、2.に書いた、会社での自分の将来が大よそ見えてきてしまった。

その上、念願の子供が生まれたにも関わらず、平日は全く触れ合うことのできないでいた。そういった状況から、仕事最優先の生活を考え直し、ワークライフバランスを少し優先しようと考えている。

今後、力を入れることは、仕事以外の人間力の強化

ワークライフバランスを優先すると言っても、会社をおろそかにしようとしいう気は全くない。業務時間中は、これまで通り最善を尽くして、日々、成長していきたいと考えている。しかし、業務時間以外は、仕事以外の人間力を強化していきたいと考えている。

具体的には、就職後はビジネス書以外の本はほとんど読んでこなかったが、小説、宗教(特に仏教)や、趣味等の本を読んだり、映画を見たりと行った心の豊かさを伸ばす取組みをしたい。また、子供や妻と過ごす時間を意識的に増やしていきたいと考えている。

なんだか、固い文章になってしまったが、今の自分が「ナイショにしていたこと」は、この優先順位の変更だということで、このエントリを書き終えようと思う。